世界の名探偵について(1)

世界的に有名な探偵と言えば、誰が思い浮かびますか?

現実に有名な探偵はそうそういないので小説などに出てくる架空の人物になりますが、私が聞いたことがある世界的名探偵をいくつか挙げてみたいと思います。

C・オーギュスト・デュパン

アメリカの作家エドガー・アラン・ポーの推理小説に登場します。

世界初の名探偵と言われているようです。

人物像を確認してみると、

・もともとフランスの名門貴族
・いくつかの不幸な事件のために財産の多くをなくした
・パリ郊外の辺鄙な崩れかけの館で生活
・普段は読書・瞑想をしている

そういえば実在の世界初の探偵もフランス人みたいですね。

事件の調査依頼は知人である警視総監から頼まれており、警察が解決できない事件を依頼されていたようです。

出演作品:「モルグ街の殺人」「マリー・ロジェの手紙」「盗まれた手紙」

エラリー・クイーン

同名の作家エラリー・クイーンの小説に登場する名探偵です。
ずっと知りませんでしたが「エラリー・クイーン」は二人の作家の共同ペンネームだったんですね。

人物像としては

・ハーバード大学法学部卒
・身長183cm
・野球観戦、クラシック鑑賞が趣味

作品の作り方も共同作業で「プロット」と「執筆」を分担していたんだそうです。
エラリー・クイーンは作家名でもあることから、架空の名探偵というよりはエラリー・クイーンを通した作者二人が主人公と言えるかもしれません。

推理クイズによく登場する「ダイイングメッセージ」が作品の特徴で、エラリー・クイーンが第一人者と言ってよいでしょう。

作家としてのエラリー・クイーンでは別名義の「Yの悲劇」という作品の評価が高いようです。

出演作品:「ローマ帽子の謎」「フランス白粉の謎」「オランダ靴の謎」等

エルキュール・ポアロ

ミステリーの女王と呼ばれたアガサ・クリスティの小説に登場する名探偵です。

人物像としては

・ベルギー人
・163cm
・口ひげがトレードマーク
・元警察官
・登場時からおじさん
・生涯独身
・世界最高の探偵を自称

物的証拠の他、容疑者との会話による推理が中心で容疑者を集めて犯人を名指しする、という手法が用いられます。

ポアロが登場する作品は非常に多いですが、作家のアガサ・クリスティは早い段階でポアロを描くのにうんざりしていたんだそうです。
「3~4作程度で終わらせて、もっと若い誰かで再出発すべきだった」とのこと。
出版社にポワロで書かされていたということなので、人気があったために続けさせられたということでしょうか。
最後の作品で亡くなっており、アガサ・クリスティが自身の死後に発表することを望んでいた(実際はそうならなかった)とのことです。

出演作品:「スタイルズ荘の怪事件」「オリエント急行の殺人」「ABC殺人事件」等

世界の名探偵その2に続く